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地元農家の畑で熟した野菜を使った料理を提供しようと、高崎市本町に30日、総菜店の「もぎたて完熟屋」がオープンする。地産地消の新たな試みとして注目を集めそうだ。 総菜店を経営するのは、同市倉渕町の水産加工会社「カネト水産」(原寛社長)。野菜の多くは流通過程でいたまないように、熟す前に収穫されることが多い。また大きさや形など規格から少しでも外れると出荷できないという。 畑で熟した野菜や規格外の野菜は通常、流通ルートに乗らず、農家が自家消費するか、捨てられてしまうことが多かった。 倉渕町でニジマスやイワナの甘露煮などをつくっている同社が、地元の農家から、「野菜を捨てるのはもったいない。なんとかできないか」と相談を受け、総菜店を開くことにした。 原社長は「野菜は畑で熟したものが一番うまいのに、これまでは農家が味わうだけだった。同じ高崎市内で運送コストも安く、適正な値段で提供できる」と話している。 完熟屋では、夕方、農家から直接仕入れた野菜を、その日のうちに調理し、翌朝、店頭に並べるという。倉渕町で有機野菜を栽培している農家数軒と契約し、野菜を仕入れる。倉渕で採れないものでも、できるだけ県産の食材を使うという。 オープンを前に開いた試食会では、倉渕産の春キャベツを使ったギョーザやコールスロー、倉渕もち豚を使った一口かつ、煮込みハンバーグなどが並んだ。季節によってメニューは変わるが、約30種は用意したいという。 問い合わせは30日以降、もぎたて完熟屋(027・325・7525)へ。